2週間ほどかけて、GitHubへのソース管理の移行作業を行っていました。
その中で移行で大変だったこととか、思うところがあったので
記事として残しておこうかなと思います。
こんな人には役に立つかも?
目次
ソース管理を変えるきっかけ
以前まではVisual Source Safeというツールを使っていた。
Visual Source Safe自体はSubVersionと同じく、集中型のソース管理なので
他現場同士でソースを共有する際の同期が大変だった。

後はVisual Source Safe自体サポートが切れているっていうのもあった。
それもあって分散型ソース管理のGitを使わざるを得なくなってしまったのだ。
ソース管理をGitHubに移行することになった
VSSからGitに移行することになった。
GitといえばBitBucketやGitLabなど色んな派生があるが、僕らのチームではGitHubを使うことになった。
昔はGitHubは無料ではPublic(公開)リポジトリしか作れなかったが、最近になってPrivate(非公開)も作れるようになったからである。
GitHubを無料のまま使用することになった
GitHubは現在アカウント+コラボレーター3アカウント分は課金しなくても使うことができる。
つまりは4アカウントまでは無料で使用することができる。

しかし、4アカウントは決して多くない。
課金すれば、この制限をなくすことができるのだが…
会社としては、無料のまま利用したいらしい。
だから、チーム単位での共有アカウントを作って運用することになった。
どうしてそんなにけちんぼなの(−_−;)

GitHubにしてよかったこと
現状感じるのは2点だ。
タスク管理ツールが使えるようになった
もともと自分の会社では、タスク管理ツールというものがなかった。
(Excelでタスク管理(笑)をやっているような会社だったので)
ガントチャートがなくとも、作業を見える化できるのは大きな進歩だと感じた。
それが、不十分ながらIssueの機能で管理できるようになったのは大きかった。
情報共有が楽になった
自分の会社には、よく利用されるチャットツールや情報共有ツールが
なんと!メールしかなかったのだ。
だから、何かあった場合は全員にメールをいちいち送信していた。
経験ある人がいればわかると思うが、この作業むちゃくちゃ大変である。
宛先ミスるとまた送信しなきゃいけないし、別途送信すること自体も凄い手間だ。
これがなくなるのは、非常に大きなメリットだと思う。
GitHubに変えたことによるデメリット・危惧
実はGitHubに変えたことによって、メリットだけがあったわけではない。
変更前の方がよかったこともいくつかある。
誰がソース修正をしているか、コミット&プッシュしない限りわからない。
以前使用していたVSSというツールでは、チェックアウトという機能があり、その有無で修正中のツールを知ることができた。
その結果、修正の競合をいち早く知り対策が打てた。

しかし、Gitではコミットしてリモートに適応しない限りは、修正内容が分からない。
各開発者に○○を修正しているという連絡をしてもらう必要がある。

できることが多すぎて、しっかり運用ルールを作らないとうまくいかない
GitHubはGitの持つソース管理だけでなく、タスク追跡・タスク管理ツールも使うことができる。
そのため、本当に多種多様に使うことができる。
だから運用ルールをしっかり作らないと、ルール無用のカオスな状態が生まれることにもなる。
リカバリをすることになったらと思うと、とても怖い。
ツールは頑張って機能を使いこなそう
運用ってやつは手動でやる部分が多いと、大変で辛くなる。
昨今のツールはユーザーの要望や使いやすくなる機能を考えて作ってある。大体は欲しいと思っている機能が搭載されている可能性が高い。
正直な話、面倒くさいものを続けるのは苦痛でしかない( ^)o(^ )
まとめ
正直ソース管理の移行以上に、GitHub移行後のソース管理運用を考える方がよっぽど苦労した。
極力自分に負担をかけて運用・管理をするのが嫌なたちだったので
そっちを統制するのに僕はすごく労力を割いていた。
色んなサイトや情報を覗きに行ったが、運用についてはそれぞれの創意工夫があって、最善の方法を見つけ出すのは大変だった。
今度はそちらの運用に関しての記事を書こうと思う。